こんにちは。脳梗塞後遺症リハビリセンター STROKEGYM 札幌です!!
今回は脳梗塞の治療にはどんなものがあるのかという話をさせていただきます。
後半には脳梗塞にならないための予防についてもお話をしていきますので是非参考にしていただければと思います。
脳梗塞を発症した時には、麻痺などの症状が出現しすぐに入院となることが多いため、脳梗塞の治療について知る機会は少ないと思います。
今回は脳梗塞の治療にはどのようなものがあるのか紹介をしていきます。
脳梗塞の治療には以下の方法があります。
①血栓溶解療法
⇒脳に詰まってしまった血栓を薬によって溶かすことで血流を回復する治療法です。発症直後3時間~4.5時間以内に治療を開始する必要があり、4.5時間以内でも出来るだけ早く治療を開始することが望ましいとされています。劇的な効果が期待されている一方、脳出血のリスクがあるため適応の条件が定められています。
②血栓回収術
⇒足の付け根などからカテーテルを入れて、脳に詰まった血栓を除去し血流の回復を図る治療法です。適応は詰まった血管の場所にもよりますが、発症後8~24時間以内に開始する必要があり、出来るだけ早く治療をすることで後遺症のリスクを抑えることができるといわれています。
③保存的治療
⇒点滴治療を中心とした治療法です。脳保護薬を使用することで脳組織の障害を抑制したり、脳の腫れを抑える薬を使用することで脳梗塞の悪化を防いでいきます。また、血液を固まりにくくする作用のある薬を使用し血管が詰まるのを予防していきます。
脳梗塞の種類や発症からの時間経過によって治療方法は変わりますが、
どの脳梗塞においても発症からどれだけ早く治療が開始出来るかが重要です!!
発症から時間が経つにつれ治療の手段が減ってしまいますので、少しでも身体に異変を感じた際にはすぐに救急車を呼んで病院へ行くようにしてくださいね。
脳梗塞の種類や重症度については前々回の記事に記載していますので是非ご参照ください!
【脳梗塞の予防・再発予防のためにはなにが出来るのか】
後半は、脳梗塞の予防として行うことが出来る治療や、私たちが日常生活の中で発症予防や再発予防として出来ることについて話をしていきます。
〇外科的治療
⇒病院の検査や脳ドックなどで内頚動脈の狭窄(首の血管が狭くなっている状態)が見つかる場合があります。血管の狭窄を放置すると脳梗塞の発症や発症後の症状悪化を招いてしまいます。
脳梗塞の発症や症状悪化を予防するために以下のような外科的な治療が選択される場合があります。
〈頚動脈ステント留置術〉
首の動脈の狭窄(内頚動脈狭窄症)がある方に対して、足の付け根からカテーテルを通し、血管が狭くなっている動脈にステントを置くことで狭くなった血管を広げることで狭窄を改善し脳梗塞の発症を予防します。
〈頚動脈内膜剥離術〉
狭窄した首の動脈のプラーク(血管の内側の膜が厚くなったり変性した部分)に対し首の血管を切開し、剥離して切除する治療となります。脳梗塞などの症状がある場合には血管の狭窄率50%以上、症状のない場合は血管の狭窄率60%以上が治療の対象となっています。
〇私たちができる脳梗塞にならないための予防方法は?
「脳梗塞を予防するために自分で出来ることはないのかな?」と思う方も多いのではないでしょうか。
実は・・・予防として自分でできる事はたくさんあります!
そして、脳梗塞の予防のためには自分で出来ることをしっかりと行う事がすごく重要だとされています!!
次は私たちが日常生活で行うことができる予防方法について紹介をしていきますので、是非参考にしていただければと思います。
1.生活習慣の改善
⇒脳梗塞の原因の一つとされるのが動脈硬化です。動脈硬化をすすめる原因として高血圧や脂質異常症(コレステロール数値の異常)糖尿病が挙げられます。
甘い物や脂質の高い物を食べる頻度を減らし、和食中心の食生活に変えたり、野菜の摂取量を増やしていくことが理想的です。
また喫煙や飲酒も大きな原因となります。煙草には血管収縮作用や血栓が作られやすくなる作用があるため、脳梗塞のリスクを増大させます。飲酒は適量であれば問題はありませんが、多量の飲酒は高血圧の要因となり水分摂取量の少ない方はアルコールの利尿作用により脱水傾向にもなってしまいます。脱水になることで血液中の水分量が不足し、血管が詰まりやすくなります。
お酒以外にもコーヒーや紅茶などカフェインが含まれる飲み物にも利尿作用がありますので、水や麦茶などカフェインが入っていないものを中心に1日1~1.5L程度は水分を取るようにしましょう。
2.定期的な運動を行う
⇒脳梗塞の予防のため運動としては有酸素運動が推奨されています。ウォーキングなどの有酸素運動により降圧効果や中性脂肪・LDL(悪玉)コレステロールの減少による脂質異常の改善、血糖値の低下など動脈硬化の進行を抑制する効果が多くあります。
運動の時間と頻度については1日30分以上の有酸素運動を週3回以上、出来れば毎日行うことが推奨されています。短時間からでも良いので運動の習慣を作り、しっかりと身体を動かしていきましょう。
3.薬を飲む
⇒脳梗塞は高血圧や動脈硬化を原因として発症することが多いとされています。そのため高血圧や脂質異常、糖尿病の進行を抑え・改善していく必要があります。医師から処方されている薬をきちんと服薬することで血液データの安定・改善に繋がりますので自己判断で中断はせずに継続して服薬をするようにしましょう。
4.病院の受診や脳ドックの利用
⇒不整脈を原因に発症する脳梗塞もあるため、不整脈を自覚されている方は一度循環器内科の受診し管理していくことで脳梗塞発症のリスクを減らすことができます。
また脳梗塞は前兆がなく発症することもあるため、脳ドックを受けることで隠れ脳梗塞の有無や血管の状態を知ることができます。必要性があれば投薬などの治療を受けることで発症を予防することに繋がります。
脳梗塞は遺伝の要因もあると言われていますので、ご家族や血縁者に脳梗塞や脳出血を発症した方がいる場合には特に注意が必要です。
気になる方は一度検査をしてみてはどうでしょうか。
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