こんにちは。脳梗塞後遺症リハビリセンター STROKEGYM 札幌です。
突然ですが皆さん・・
病院を退院したら「治療は終了!明日からはゆっくり過ごせる!!」と思いますよね。
ですが・・・
脳梗塞や脳出血の後遺症がある場合、退院後に動かなくなる事で様々な機能が低下してしまうことがあります。
そこで、今回は脳梗塞や脳出血の後遺症のある方が病院を退院して動かなくなることで起こる危険性について説明をしていきます。
※脳梗塞や脳出血の後遺症については過去の記事でまとめていますので下記リンクよりご参照ください(^^)
それでは今回の本題、退院後にリハビリテーションや運動の機会が減り、活動量が少なくなることでどのような不都合があるのでしょうか??
○動く量が減ることで筋肉量の低下やバランス・歩行機能の低下に繋がる
⇒人間は20歳~30歳をピークに年齢を重ねる毎に筋肉量が低下していきます。
これは後遺症の無い方においても運動をしなければ同様に起こる変化です。
しかし、脳梗塞や脳出血の後遺症があると発症前よりも1日の活動量が低下する場合が多く、後遺症の無い方よりも筋肉量の低下が起こりやすい状況にあります。
筋肉量が低下することで立っている時や歩く時のバランス低下に繋がり、バランスの低下によってさらに1日の活動量が低下するという悪循環を起こしてしまいます。
○後遺症が残った部分を使わない状況が増えることでより使いにくくなる
⇒入院中はリハビリの中で麻痺側の手足を毎日たくさん使います。しかし、退院後も手足に麻痺が残っている場合、日常生活で使えない/使いにくいという理由から非麻痺側の手足ばかり使って生活をしてしまうということが起こりやすいです。
非麻痺側の手足ばかりを使用し、麻痺側の手足を使わなくなることで麻痺側の手足を動かすための脳の領域が縮小してしまい徐々に麻痺側の手足が動かしにくくなるということが起こってしまいます。
日常生活の中で麻痺側の手足をしっかりと使っていくことが大切になりますが、麻痺があると「どう動かしたら良いのかわからない」、「変に力が入ってしまい上手く動かせない」という事がありますので病院退院後もリハビリ機会を確保して「どういう動きであれば今上手く行えるのか」、「どう動かすことで上手く力を入れることができるのか」ということを専門のスタッフに検査・指導をしてもらうことで効率よく練習を行うことができます。
〇動かす機会が少なくなることで筋緊張の異常、関節可動域の制限に繋がる
⇒脳梗塞を発症し麻痺が起こると、腕を上げようとしても肩から上がってしまい余計な力が入ってしまう場面や歩いている時に手にも力が入ってしまい肘や手首が曲がってしまうという場面があります。
脳梗塞・脳出血では神経が損傷され、筋肉の「力を入れる(収縮)」「力を抜く(弛緩)」というバランスが崩れてしまいます。そのため、動く時や歩く時に筋肉が上手く「力を抜く(弛緩)」ことが出来ずに「過剰に力を入れてしまう(収縮)」ことで動く時や歩く時に下の図のように常に肘や手が曲がってしまうという現象が起こります。
これを予防していくためには・・・
①自宅でストレッチを行い可能な範囲で麻痺側の手足を使っていくこと
②正しい動き方を学習し余計な力が入らないように練習をしていくこと
この2点がとても大切になります。
他にも様々な理由がありますが、退院したからリハビリは終わりという訳ではありません。
麻痺や高次脳機能障害、歩行/バランス能力など退院時にも伸びしろを大きく残している場合がありますので、退院後からもリハビリテーションや自宅での運動を継続するということがとても重要です!
介護保険領域でのリハビリテーションサービスについてはサービス毎に特徴が違います。
前回の記事で退院後に利用できるリハビリテーションサービスについてまとめていますのでご一読いただき、ご自身に合ったリハビリテーションサービスを選択していただくと良いと思います。
脳梗塞後遺症リハビリセンターストロークジムでは脳梗塞や脳出血など脳血管疾患のリハビリに特化した専門のスタッフが完全個別のリハビリテーションを1回分間×16日(2か月)で提供をしています。
病院退院後も個別でのリハビリを受けたい!発症から数年が経っているけれど今よりも身体を良くしていきたい!という方はご気軽に当施設へご相談ください!
また、当施設を運営している株式会社SHAREでは個別指導フィットネス「スマートウェイ」や15分の運動で60分の運動の効果がある“パワープレ-ト”を用いた20分フィットネス「スマートスタジオ」の運営も行っています。
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