こんにちは!
ストロークジム札幌です。
「食欲の秋」ですね。
美味しいものがたくさん市場に出てくる季節です。
そこで今回は、「リハビリと栄養」についてお話ししたいと思います。
脳梗塞後遺症の方も、そうでない方も、ぜひ参考にしてみてください。
【目次】
「ダイエット」から「栄養摂取」へ
ここ十数年で「メタボ」という言葉がすっかり定着し、
「カロリー制限」や「糖質制限」というものが、健康な生活の代名詞であるかのように使われていますが、実際は「腹八分目」と同じくらい「栄養摂取」は重要なのです。
もちろん、「苦しくなるまで食べ過ぎてしまう」などは良くないですが、健康な生活のためには、ダイエットではなく、「しっかり栄養をとること」も、ちゃんと意識してもらいたいと思います。
私たちの身体は、水分を除くと、たんぱく質や脂質からできています。
特に筋肉は、たんぱく質が主な原料であるとよく知られています。
「筋肉をつける=プロテイン(たんぱく質)」というのを、聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。
加えて、この身体を動かすために最も多くのエネルギー源となるのは糖質(ブドウ糖)です。
つまり、私たちの身体がきちんと働くためには「適切に栄養を摂る」ことが必要不可欠なのです。
リハビリと栄養
最近は、「栄養状態が不十分な方がリハビリや運動を行うと、かえって筋肉の廃用(弱くなること)をまねく」という研究結果がたくさん報告されています。
その理由は「エネルギーが足りないと、筋肉を分解してエネルギーを得ようとするため」です。
要するに、「筋肉をつけよう!」と、せっせと運動やリハビリに励んでも、栄養が足りなければそれは、「筋肉から栄養を奪う」ことになるといえます。
また、糖質、脂質、タンパク質の3大栄養素の中で、脳に栄養を届けるのは「糖質(ブドウ糖)」だけです。
食事制限の危険
糖質を制限することは、脳の働きを鈍らせることでもあるのです。
リハビリの効果を最大限に出すために、食事はきちんと摂りましょう!
とにかく、3食食べることが基本です。
年齢とともに食べられる量が減ってしまうのはみなさん同じなので、心配することはありません。
「基礎代謝量」が減ってしまうので、当然のことなのです。
しかし、この「基礎代謝量」を下回る栄養しか取っていなければ、それは「身体から栄養を奪う」ことになります。
ご自身の健康的な生活を維持するだけのカロリーは、必ず摂るようにしましょう。
食が進まない時
そうは言っても、食欲が落ちてしまうことはありますよね。
食が進まない原因には、様々なものがあります。
脳梗塞後遺症の方で多いのは、まず「咀嚼機能・嚥下機能の低下」です。
明らかな機能低下があり、病院などで摂食指導などを受けた場合などはまだ良いのですが、そうではなく、本人もわからないくらい軽度な「咀嚼機能・嚥下機能の低下」の場合、
「なんとなく食べられない」となってしまうことがあります。
食べるのに時間がかかるようになった、食べこぼしやよだれが増えた…などが気になる場合は、かかりつけ医やリハビリスタッフに相談してみましょう。
脳梗塞後遺症の方に限らず、食がすすまない要因には、次のようなものがあります。
例)
「入れ歯があっていない」
→歯科医に相談。
「箸がうまく使えない」
→フォークやスプーンなどを使用。
または、箸先に溝がついているような、掴みやすいものに変えてみる。
「塩分制限などにより薄味で美味しくない」
→お酢や薬味、スパイスなどで味の変化をつける。
他には、「夜間トイレに起きてしまう」「排泄動作が大変」など、
「排泄の問題があり本人が意図的に食事や水分の摂取量を抑えてしまう」
なども時々耳にします。
そういった場合も、夜間のみポータブルトイレを導入したり、排泄動作がスムーズにできるような方法を考えたりすることで、解決が期待できます。
脳梗塞の再発予防やリハビリ効果の最大化という観点から、ストロークジムでは管理栄養
士による相談対応も可能となっております。お1人で悩まずにぜひご相談下さい。
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