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暑い日の運動に注意!安全にリハビリをするための注意点!



夏本番となり、暑い日が続いています。


健康維持のためや後遺症の改善のためにも適度な運動が必要ですが、暑い中、屋外で運動することで熱中症や脱水症などの危険もあるため、注意が必要です。


特に脳卒中(脳梗塞/脳出血)などの後遺症がある方の場合、再発リスクが高くなる、体調を崩しやすいなど注意が必要なことが多くなります。


今回は夏の暑い中でも安全にできる運動方法について2回に分けてご紹介していきたいと思います。


1回目は暑い夏場での運動に対する注意点についてご紹介していきたいと思います。


目次


運動前の準備


運動の時間帯

日中の暑い時間帯を避けることが重要です。


屋外で運動する場合は体に負担のかかりにくい早朝や夕方、日が落ちた後の涼しい時間帯を選びましょう。


室内で運動する場合でも、日中は室温が上がることがあるので、時間帯を考慮したり、運動する場所や室温には注意しましょう。


適切な運動強度の選択

普段と同じ運動でも室温により体にかかる負担が変化します。


そのため無理のない運動強度を選ぶことが大切です。


ストレッチなど比較的負担の少ない運動から始めてみましょう。


運動の方法については医師や理学療法士、作業療法士などの専門家と相談しながら運動方法を選択するようにしましょう。


運動する場所を選ぶ

夏場の暑さが厳しい日は、室内での運動も検討しましょう。


エアコンが効いた部屋や風通しの良い涼しい環境で運動することで、暑さによる体調不良を防ぐことができます。


屋外や室内でも直射日光が当たる部屋、風通しの悪い部屋などは室温が上がりやすく体にかかる負担も多くなりやすいため注意しましょう。


注意すべきサイン


運動中や運動後に体調に異変を感じたら、すぐに運動を中止し、休息を取りましょう。


特に以下のような症状が現れた場合は、すぐに医師に相談するようにしましょう。

  • 強い頭痛

  • めまい

  • 胸の痛み

  • 息切れ

  • 異常な発汗

これらの症状は、熱中症や持病の悪化の兆候である可能性があります。


また意識がない状態、休憩しても症状が改善しない場合は救急車を呼ぶようにしましょう。


救急車を呼ぶかどうかに迷った場合には『#7119』にかけて相談しましょう。


引用:総務省消防庁より

適切な水分補給



運動中は汗をかきやすく、水分が失われやすいです。


特に脳卒中の経験がある方は、脱水症状が再発の引き金となりやすいので、こまめな水分補給を意識しましょう。


運動の前、中、後に十分に水分を摂取し、体内の水分バランスを保ちましょう。


水分摂取の目安としては、

  • 運動前:250~500mlを30分前までに摂取

  • 運動中:1時間の間で500~1000mlを摂取(理想は15分ごとに100~250mlを摂取)

※汗をかく場合にはこまめに水分を取るようにしましょう。


また、喉が渇いたと感じる前に水分を取るようにしましょう。


運動している時に水だけでいいの?
運動している時に水分を摂取すると聞くと水やお茶だけを飲むという方もいらっしゃるかと思いますが、水やお茶だけを取り続けても体内の塩分濃度(電解質濃度)が減り、脱水症状と同じ症状が出ることがあります。
水やお茶を飲む場合には一緒に塩分タブレットを食べたりするほかにスポーツドリンクなどで塩分(電解質)を摂取するようにしましょう。

室内でできる運動方法については次回のブログで詳しくご紹介していこうと思いますので、ご興味のある方は次回ブログをご参照ください。


その他、お身体に合ったトレーニング方法やリハビリの方法などについてのご相談もお受けしていますので、お気軽にご相談ください。


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